1927年
『自由が丘駅』開業
自由教育の提唱者と言われる手塚岸衛が碑衾町(ひぶすままち:現在の自由が丘)に、自由の名を掲げた学園『自由ヶ丘学園』を設立。翌年には前衛舞踊家の石井獏が『自由ヶ丘石井漠舞踊研究所』を設立したことで、彼らがこの地を文化の理想郷『自由ヶ丘』と呼び合うようになりました。
1938年
亀屋万年堂創業
1938年、現在の本店所在地に亀屋万年堂が創業。
当時は間口わずか2間という小さな店舗でしたが、創業者・引地末治の「美味しい菓子を作りたい!」という熱い想いの下、お菓子作りに没頭する日々が始まりました。
1947 ~ 50年
駅前広場(ロータリー)建設
1945年の空爆によって焼け野原と化していた駅前に、ロータリーのある広場を建設。数年後には、自由が丘デパートやひかり街、サンリキなどの商店が立ち並ぶようになり、一気に街は発展していきました。
1948年
亀屋万年堂2号店開店
亀屋万年堂は1948年、自由ヶ丘駅前に2号店を開店。この出店により「駅前は売れる」と悟った末治はその後、尾山台店、新丸子店、小杉店、川崎駅ビル店、日吉店と店舗数を増やしていくことになります。
1961年
『自由の女神像』誕生
外国の広場をイメージして、駅前広場に女神のブロンズ像『蒼穹(あをそら)』を建立。制作は澤田政廣、題字は石井漠。5年後には女神像を囲う噴水も完成しました。
1965年
『自由ヶ丘』から『自由が丘』表記に
亀屋万年堂がナボナを発売した2年後の1965年、住居表示法により表記を『自由が丘』に変更。同年、自由が丘駅南口を開設。当時は裏通りといわれていた南口ですが、その後様々な発展を遂げていきます。
1973年
『第1回女神まつり』開催
今では自由が丘最大のイベントとして、毎年10月に開催されている『女神まつり』の第1回が、1973年開催されました。記念すべき第1回は、仮装行列やパレードなどが行われ、それは盛大なイベントでした。
1984年
『マリクレール通り』誕生
1982年、街区の10以上ある通りに植物の名前を冠したことをきっかけに、1984年にはフランスのマリ・クレール社および女性誌『マリクレール』とのタイアップにより、『いちょう通り』から『マリクレール通り』に改称
1984年
亀屋万年堂本店を全面改装
マリクレール通り誕生の同年、亀屋万年堂も本店を全面改装しました。この年は、『女神餅』も発売し、多くのお客様からご好評いただいた年でもあります。
2003年
『自由が丘スイーツフォレスト』
オープン
2003年、自由が丘に日本初のお菓子のテーマパークが誕生。亀屋万年堂やモンブラン、モンサンクレールといったスイーツの歴史を紡いできた自由が丘が、更なるニーズに応えられるスイーツの街となるべく、第一歩を踏み出しました。
2003年
『ナボナ』発売40周年
亀屋万年堂の主力商品である『ナボナ』が、2003年で発売40周年。17日連続の記念セールや記念パッケージ商品の発売などを通して、改めて『ナボナ』の魅力を周知するきっかけとなりました。
2011年
『自由が丘駅前ロータリー』
リニューアル
2011年、自由が丘駅前のタクシープールやバス乗り場を整備し、よりくつろぐことのできる空間へとリニューアル。ベンチなども増設され、人が集まり、笑顔になれる広場が完成しました。
2011年
引地大介新社長の下、
亀屋万年堂は新しい時代へ
2011年5月、引地大介が代表取締役に就任。当時は東日本大震災の影響などで、満足な製造体制ではありませんでしたが、「美味しい菓子を作りたい」という創業者・引地末治の想いを受け継ぎ、お菓子作りにまい進。2012年には2億円以上をかけて横浜工場に『ナボナ』の新しい製造ラインを導入するなど、亀屋万年堂は更なる成長を遂げていきます。
自由が丘はこんな街!
和洋折衷・四季折々のイベントが満載です!!
緑いっぱいの街を
航空写真で見た時に、「自由が丘が緑いっぱいの街だと素敵だな」という発想から、自由が丘商店街を中心とした『自由が丘森林化計画』が2009年にスタート。自動販売機やベンチといった街の景色の中に緑を散りばめていく地道な活動が実を結び、今では着実に緑あふれる街へと発展を遂げています。
12のストリートに囲まれた、
オシャレな街です
自由が丘は、前述のマリクレール通りをはじめ、全部で12のストリートを有する街です。一つひとつのストリートには歴史があり、特色があり、物語があります。そんなたくさんの思い出が息づく自由が丘で、今日も亀屋万年堂は美味しいお菓子を作り続けています。
自由が丘では、1月1日の「元旦祭」にはじまり、12月のクリスマスイベントまで、年中さまざまなイベントが開催されています。その種類も、「元旦祭」や「熊野神社節分祭」、「自由が丘さくら祭り」、「自由が丘盆踊り」、「熊野神社例大祭」といった“和”の要素が強いものから、「マリクレールフェスティバル」や「自由が丘スイーツフェスタ」、「自由が丘女神まつり」「自由が丘ハロウィン」、「自由が丘サンクスリバティクリスマス」といった“洋”の要素が強いものまで、多種多様。1年中イベントを楽しむことのできる、楽しい街です。